「悩みを書き出す」という武器
昔から、思い悩んでモヤモヤしたときは、ノートにすべて書き出していました。
今何が起こっていて、自分は何を考えているのか、何に悩んでいるのか。どうにかするためにできることは何か。
そんなことを、取り留めもなく、支離滅裂になりながらも書きなぐっていたわけです。
誰に教えてもらったというわけではありませんが…
気づいたらそうしている自分がいて、いつの間にか習慣になっていたのです。
今思い返せば、悩みや不安の大小はそのときどきで変わるにしても、今現在悩みや不安に押しつぶされるなんてことはなく、日々スッキリした状態で過ごせているのは、その「悩みを書き出す」という習慣が体に染み付いているおかげかなと思います。
書き出すことで、いったん頭の中のモヤモヤ(ゴミと言っていいかもしれません)を外に出す。それだけでまずスッキリします。
そこから、意外と自分が思い悩んでいることは、実はたいしたことないのかも!と思ったり、あんな解決策やこんな解決策があるじゃないか!と思いついたりするわけです。
(余談ですが、その当時のノートを後になって見返すと、「よくこんなちっぽけなことで悩めていたな~自分」と、当時から現在にかけての自分の成長を感じることもできます笑。自分だけが知る思い出ノートです)
D・カーネギーの名著『道は開ける』でも、同様なことが書かれていました。
・私は何を悩んでいるか?
・それに対して私は何ができるか?
・私はどういうことを実行しようとしているか?
・私はそれをいつから実行しようとしているか?
これを書き出せというものです。
「悩みに対する戦略を知らない物は、若死する」
ということで、その対策として上記のことを実践するのがいいと。
確かに、書き出して整理していた(整理できていたと言ったほうが正確かな笑)と思っていた自分でさえ、悩みと不安で精神的に死にかけていました。
じゃあ悩みに対する対処法を知らない人はどうなってしまうんだと。
肉体的な疲労より、精神的な疲労のほうが体を蝕んでいきますからね…
私の場合、献血で献血実施前に測定する鉄分の数値が異常に低かった時期がありました。鉄分は、ストレスが原因で低くなるそうで、確かに当時は悩みに悩んでいました…)
たとえ具体的な、解決につながるような対策が思いつかなかったとしても、モヤモヤした気持ちを紙に書き出す。なんなら、その紙をグシャグシャに丸めてゴミ箱に捨てる。ビリビリに破く。というのも効果的です。
この方法を知らない方には、騙されたと思ってぜひ一度実践してほしいです。