ミニマリズム=麻薬的
モノで溢れかえっている現代社会。
特に必要でもないモノたちで溢れて、現代人は疲れているように見えてしかたない。
心のさみしさを、モノで埋め合わせしている(実際にはできていない)ように見えてしかたない。
本当に自分がしなければならないこと、本当に自分がしたいことから逃げているようにさえ見えてしかたない。
私自身、必要最低限のモノだけで生活している、いわゆるミニマリストだ。
(真のミニマリストから見たらまだまだだろうが、一応ミニマリストであると言い切らせてもらう)
実践しているからこそ、その良さは身に染みて分かる。
ミニマリズムについて語る前に、「モノが多い」ということの影響を考えてみたい。
モノが多い。それだけでデメリットだらけである。
・モノを探す時間がかかる。結果、一番の資産である時間が失われる。(統計によると、人は平均1日10分、一生だと約150日間もの時間を探す行動に充てているとのこと)
・モノに溢れた部屋にいると、精神的に疲れる。最悪の場合病む。
・掃除しづらい。
・何を持っているか把握できていないので、余計なものまで買ってしまう。
などなど挙げればキリがない。
ぼくたちに、もうモノは必要ない。 - 断捨離からミニマリストへ - 新品価格 |
本当に自分に必要なモノだけ。
「人生がときめく片づけの魔法」の近藤麻理恵さん風に言うと、持っていて自分が本当にときめくものだけ。
そんなモノだけでシンプルに生きる場合はどうなるだろうか。
・何がどこにあるかすぐに分かる。結果、探し物をする時間がなくなる=自由時間が増える。
・モノを退ける手間がなくなり掃除がしやすい。家事の時間が減る。
・余計なモノを買わなくなるので、お金が貯まる。
・余ったお金で、質のいいもの、こだわりのものを持てるようになる。
・モノにつまずいて怪我をすることが減る。ホコリがたまりにくくなるので、体調がよくなる。
・スッキリ片付いた部屋で生活することで、ストレスが減る。
・モノを少なくしようとすることで、本当に自分がほしいもの、ひいては、本当に自分がしたいことが見えてくる。
このように、モノが少ないといいことだらけだ。
私自身、他人に強制はしたくない。
ただ、一度でいいから試してみてほしい。試してみて、自分には合わないと思ったら、元の生活に戻ればいいだけだ。
(まぁ、一度試したら、戻りたくはなくなるだろうが…と麻薬のブローカーのようなことを言ってみる)
春は自然と新しいことを始めたくなる季節。
その流れに乗ってこの春、一度自分自身のモノと向き合ってみて、ミニマリズム生活を試してみてはいかがだろうか。